ドルが対円で上昇、中国首相発言でリスク選好高まる=NY市場
2014年 03月 29日 08:21 タオバオ代行
28日終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが対ユーロでは小幅安となる一方、対円では上昇した。中国の李克強首相発言を受け、投資家の間でリスク選好が高まった。
李首相は、景気下支えに向け支援策を講じるとともに、インフラ整備を加速する考えを表明した。
首相の発言でリスク資産への買い意欲が高まり、ユーロが対ドルで値を上げる一方、安全資産とされる円は売られた。
ユーロ/ドルは一時3週間ぶりの安値をつけたが、その後切り返し、直近では0.07%高の1.3750ドル。
ユーロは対円でも上昇、0.71%高の141.32円をつけた。
3月のドイツ消費者物価指数(CPI)は欧州連合(EU)基準ベースで前月比0.3%上昇、前年比0.9%上昇となり、上昇率はともに市場予想を下回った。
インフレ指標が軟調な内容になったことに加え、欧州中央銀行(ECB)当局者からは最近、追加緩和の可能性を示唆する発言が相次いだが、来週の理事会で追加緩和策を講じるかどうかをめぐっては、市場では懐疑的な見方が依然根強い。
ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの通貨戦略部門グローバル責任者、マーク・チャンドラー氏は「ECBが何も手を打たないサプライズもあり得る」と指摘した。
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